診断時の年齢:2歳3か月
その瞬間、夫の表情が止まった。
2歳
夫に子どもの発達について不安を打ち明けた日から、家の空気が変わった気がした。なんだか、何かが大きく変わるような気がして怖かった。夫も改めてまじまじと子どもと向き合う。夫が子に笑いかけてもお互いに微笑みあうことはない。休日に公園へ出掛けている時も、同じ年ごろの子に目をやり、行動や言動を観察している。夫がぼそっと話始める。2歳って、あんなに喋るの?あんなに意思表示するの?
やっぱりそう思うよね、、、。
どうしよう。こういう時ってどうすればいいのかな。誰に相談すればいいのかな。
そんな時、住んでいる地区の役所で子ども発達相談が行われているのを思い出いした。健診の時に何か心配なことがあったらいつでもお問い合わせくださいと言われた気がする。(言われた時は、まさかこんなに不安になるなんて思いもしなかったからスルーしていた)
少しためらったが、軽い気持ちで話を聞いてもらいに行こうと思い問い合わせをしてみる。電話で問い合わせて、翌週に相談予約を取り付けてくれた。夫も休みを調整してくれて同行してくれた。
2歳(発達相談に行く) 相談日当日。
役所内の簡易的に作られたブースがあり、そこへ案内された。早速問診が始まる。離乳食の進み具合、発語の時期、後追い・人見知りの有無、指差しはするか、パパ・ママと言うか、など。
え、待って。全てにおいて〇と答えられない。各問診に答えられない事に抵抗を感じ、一問一門の答えが、しどろもどろに遅くなっていく。困惑した表情になってしまい、対応してくれた人に気を遣わせてしまう。。
そしてこの時初めて気づいた。子どもがじっと座れていないことも。話している間、椅子に座って待っていてくれない。渡されたおもちゃにも全く興味なし。私が話している間、夫が子を常に追いかけている。
途中だけどもう帰りたくなってきた。 ある程度話し終え、共感しながら聞いてもらえた事で心が少し楽になる。この後はてっきり、「子どもの成長には本当に個人差がありますから、あせらずゆっくり子育てしましょう。絵本の読み聞かせや、公園遊びはとても良いですよ。また、交流センターなどで同じ年ごろの子同士遊ばせてみて下さいね」なんて言われるだろうと思い、立ち去る準備をした。
が、なかなか終わらない。あれ?おかしいな。その次の瞬間、「発達面談を別日で設けておりますので予約をしていきませんか?」
え?これで終わらないの?面談も受けなきゃいけないの?どういう事なんだろう。そう思いつつ、発達面談の予約をする。(まあいいか。今までの不安がなくなると思えばいいし、今日より具体的なアドバイスがもらえるかもしれない)
、、、私って本当に能天気だなぁ。
part1-1 疑い へ続く
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