自閉症スペクトラムと診断されたその後の成長日記~part0-3~

診断時の年齢:2歳3か月

~part0-3気付き~
我が子より月齢が遅い子と遊んでから、不安が消えない。なぜこんなにも発達の様子が違うのか。自分の子どもだけが、特別違うように感じる。発達が遅い そんな言葉だけで片付けてはいけない気がした。不安に感じて終わるだけではなくて、何か解決に向けて動かなければ。何か方法がきっとあるはず。そう思い始めた1歳10か月の時期。模索する日々が始まった。

 

1歳11か月 ほぼ毎日ネットで検索。キーワードは、発達遅い・1歳11か月話さない・発語遅い 偏食 反応がない など。子どもにアニメを見せてはその時間にずっと検索したり、夜中に暗い部屋で布団にかぶりスマホでポチポチ。そんな中共通ワードかのように毎度出てくる 発達障害 という言葉。最初は何のことか分からなかった。でも特徴一覧なるものを見ていくと、半分くらい当てはまる。まさかうちの子が、、。そんなわけがない。何かの間違いだ。私はこの時期、発達障害の特徴で当てはまる項目を見ては不安に襲われて、当てはまらない項目を見ては安心していた。

 

2歳 1歳の時は誕生日記念に写真を撮りに行ったりして祝ったが、2歳の誕生日はケーキとおもちゃを買って終わり。心の余裕が無かった。 変わらず発達について不安が続いていて模索する日々。
不安要素の一つである 指差しをしない という事。昼間お散歩をしては道端で立ち止まって、通過していく車を私が指差しして話しかけたり、橋の上から川が見えた時には指差しして教えた。空に飛行機が飛んでいる時は見上げて指を指したり、犬が散歩していた時は指を指して教えた。だがどれも無反応。私の真似をして指差しをしてくれるかなと思い試みてみたが、あまりの無反応さに挫折。
また、意思疎通がないという事も改めて実感していた。意思疎通どころか、我が子の意志がどこにあって、どこに向いているのかも分からない事が多かった。思い返せば、我が子に呼ばれたことがない。家事をするにおいて、室内移動を繰り返していても後追いされたことがない。おもちゃを数えきれないくらい与えたが、どのおもちゃでも遊び込むことはなかった。そのせいか、どのおもちゃもただのプラスチックの塊に見えてくる。
唯一夢中になっていたのが、昔から変わらず放送されている幼児向けアニメ。テレビをつければ必ず見ていたし、そのアニメのキャラクターの中で好きなキャラのぬいぐるみは、お出かけの際はずっと持ち歩いていた。ただ、我が子の方からテレビをつけてと催促されたこともなければ、ぬいぐるみがほしいと催促されたこともない。どれも基本的に私がその時々の様子をみながら我が子が望んでいるであろう事を与えていただけだ。
また、気付けば発達が後退しているかにも思えた。いや、もともと進んでいなかっただけかもしれないが、あやせば笑ったりすることも減ってきたし、絵本等もだんだん全く興味を示さなくなってきたように感じていた。(もともとかなり興味は薄かったけど)

他にも数えきれないくらい気になった不安要素はあるが、なぜ2歳になるまで気づけなかったのか自分を責めてしまう。子どもとはどのように成長していくのか、どこが気になるポイントになるのか、困った時はどのように対応すればいいのか、全くの無知であった。
発達が遅いのは自分のせいだとずっと責めていた。栄養面を考えて(鉄分とか)母乳や離乳食を与えたり、絵本をメインに毎日語り続け、おもちゃでは手本を見せて一緒に遊び、お散歩や公園遊びではたくさん話しかけるべきだった。

不安が大きくなればなるほど自分を責めてしまう。だんだんと心の余裕がなくなっていた。

~part1 疑い~へ続く。

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